ベージュじゃない?、男ウケする下着の色。 |
不思議なことに日本の男性は、セックスをするだけのために会った場合でも女性のセクシーな下着を嫌う傾向にある。
この延長線上にあるのが、風俗においても「プロ」を嫌い、「素人」とか「女子大生」とか「丸の内OL」を求める心理傾向である(と私は思う)。この嗜好の元を辿ると「処女願望」&「ロリコン」となる。
根源的に自信がなく男らしくない男だらけになってしまった日本男児は、いわば「心の中折れ・ED」が常態化し、「去勢されたブタ(加納典明)」ばかりとなった。
男尊女卑の裏返しとしての劣等意識から何であれ「自分より上」の女性を極度に嫌い、結果として、セックスにおいても自分より「知識」「経験」「技量」で勝るような女性には発情しない。そして「セクシーな下着」はそれらのことを暗示させるメタファーとして働く。
昨日の話題、エキサイトニュースセックス時、男性ウケする下着は白色ってホント?の続きである。
妻「でもさ、ベージュじゃない?。男ウケする下着の色」
私「あ~エロいよね。ベージュ。できたらシミーズも着ていて欲しい」
妻「シミーズ言わないから」
私「いや、シミーズよ。シミーズとしか呼べないようなモノじゃなきゃダメなのよ」
対極にありながら、やはり中折れ日本男児が求めてやまないのは、「心の安らぎ」「安心感」「唯我独尊的全知全能な世界」の象徴としての「胎内回帰願望」であり、その歪んだ精神が生み出す「マザーコンプレックス」だ。
この嗜好を突き詰めた結果が「人妻」&「熟女」である。薄いガラスのように脆い男たちの精神を決して傷つけることなく、温かく見守ってくれる。縄文のヴィーナスのように無駄な贅肉が付着した体型は、男たちに安心感さえ与える。熟れきった、終わりかけた、魅力。そんな人妻&熟女が醸し出す白色矮星のような最後の輝きに男たちは魅了されてしまうのだ。
人妻&熟女の魅力を引き出す下着の色は、ベージュだ。「セクシー」から最も遠い存在=母色ベージュ、近親相姦的禁忌を暗示させる色である。イトーヨーカドーで1年前に買った下着。何度も洗濯し、パンツのゴムが緩み、肩ひもはヨレヨレ、そんな下着が良い。新品はダメだ(イトーヨーカドーの下ろし立ての下着ほど悲しいものはない。そこには安物の悲哀しか存在しない)。
疲れたベージュの下着は、言ってみれば人妻&熟女だけに許される隙。男の前で下着姿になるなんて想定外だった女性の下着姿(シミーズ着用必須)。エロい!。エロの極致である!!。
実は、男たちが求めているのは「人妻&熟女のベージュ」かもしれない。
勘違いしてもらっては困るのはここで求められている熟女とは、「美熟女」とか「美魔女」ではない。イトーヨーカドーでレジ打ちしているような本物の熟女である。みのもんたが「お譲さん」、毒蝮が「ばばぁー!」と呼ぶ「熟女」である。
同窓会で会うのを愉しみにしていた憧れの “ マドンナ ” ではない。存在すら忘れていた、勿論名前など全然思い出せない、その他大勢な女たちである。
男にとってラッキーなのは、マドンナと違ってこういった熟女は大勢いるつーことである。その内の一人と酔った勢いで男と女の関係になってしまった時、服を脱がし、ベージュの下着姿を見た感動は、きっと(見たことがないから以下想像)、その男の人生の掛け替えのない大切な宝物としてダイヤモンドのような輝き放ったまま永遠に記憶の宝石箱に残るであろう。