ソウルメイト |
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Matthew MasCurkey
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2015年 06月 22日
先週の土曜日、私は仕事で妻は休みだった。
―金曜日夜の会話― 妻「どうしようかな?、明日。ギンレイホールで映画でも見ようかな」 私「何をやってるの?」 妻「『薄氷の殺人』と『カフェ・ド・フロール』」 私「薄氷の殺人って、確か観たかった映画だよ。どっかでなんか賞を取った(ベルリン国際映画祭で金熊賞と銀熊賞)」 妻「じゃ、観てみようかな。カフェ・ド・フロールは?」 私「知らない。(検索)―ジャン=マルク・ヴァレ監督の2011年作品。ヴァネッサ・パラディ扮するシングルマザーらが織りなす2つの物語が、『カフェ・ド・フロール』というひとつの曲で繋がっていくスピリチュアルな愛の賛歌―だって」 妻「嫌だな、“スピリチュアルな愛の賛歌”」 私「イヤだね、スピリチュアルも愛も賛歌も」 注:以降、映画「カフェ・ド・フロール」の完全なネタバレ的会話になります。 ―土曜日夜の会話― 妻「薄氷の殺人はダメだった」 私「ダメだったんだ……」 妻「カフェ・ド・フロールがさ……」 私「良かったの?」 妻「凄い話でさ。1969年のパリと現在のモントリオールの2つの物語が交互に出てくる感じで話が進むのよ。ヴァネッサ・パラディは凄く良かったんだけど、、、。あなた観ないよね」 私「見ないよ」 妻「じゃ、言っちゃうけど。1969年のパリ、ヴァネッサ・パラディ(ジャクリーヌ)がダウン症の息子(ローラン)を産んで1人で育てるの。ジャクリーヌは、その子が生きがいになって学校に通わせたり障害があるけど教育を色々するのよ。で、モントリオールの方では、ソウルメイトだと信じるぐらい相思相愛の高校の同級生だった2人(アントワーヌとキャロル)が、旦那(アントワーヌ)の浮気で離婚して、旦那は新しい恋人(ローズ)と熱愛アツアツで、元妻(キャロル)は孤独なの。そうこうしているうちに、パリではローランに同じダウン症の恋人(ヴェラ)ができて仲が良すぎて学校からも2人を離した方がいいと言われ、母親のジャクリーヌは、ローランが生きがいだから、息子を取られた気持ちになって凄く嫉妬し、自動車事故を起こして心中しちゃうのよ。ヴェラも道連れにして」 私「はあ!?」 妻「まあ、いいからいいから。で、モントリオールの方なんだけど、アントワーヌは幻覚を見てセラピストに相談するの。キャロルはキャロルでダウン症の男の子を乗せて車の事故を起こす夢を見てその意味を知りたくて霊媒師のところへ行くと……」 私「何それ?」 妻「ま、だから、リインカネーション(輪廻転生)の話なんだけどね」 私「……」 妻「ジャクリーヌ=キャロル、ローラン=アントワーヌ、ヴェラ=ローズ、それぞれが生まれ変りなのよ」 私「そんなオチなの?」 妻「オチ言うな。でも、酷いでしょ……。途中までは良かったんだけどね。ヴァネッサ・パラディは上手かったし、ダウン症の子どもも良かったのよ」 私「でも、そんなオチ?。生まれかわりオチ?。じゃ、ソウルメイトだと思っていたキャロルとアントワーヌは親子だったってこと?」 妻「そうだよ」 私「アントワーヌの本当のソウルメイトはローズ(=ヴェラ)だったんだ」 妻「そう」 私「、、、じゃ、あなたと私も今は“ソウルメイト”って言えるぐらい相思相愛だけど、そうじゃないかもしれないってことか」 妻「そうだよ。あなたは前世で私を溺愛する父親で、これから私の本当のソウルメイト=年下のイケメンが現れるってことだよ」 私「……(何でそうなるの?)」 妻「パパ」
by anirmnm
| 2015-06-22 12:01
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