口は災いの元 |
しかし、私は、だからこそ、つーか、だいたい「絶対」なんて世の中にないし、かつ、「絶対に」「君を」「幸せにする」などと三重苦的なフレーズは絶対に言わない!。「永遠に君を愛す」に至っては、ほぼ詐欺としか思えない。
つまり最善策は、「絶対に君を幸せにする」とか「永遠に君を愛す」などといったタワゴトは永遠に絶対に口にしないことだ。、、、と、私は思う。
勿論、距離感をイッキに縮める方策として、女性をファーストネームで呼ぶのは良いのであろう。しかしそうやって誰でもカレでもカノジョでもファーストネームで呼ぶものだから言い間違えるのである。「ユカリ」を「サユリ」などと呼んでしまうのだ。昔の恋人の名前を呼んでしまったりもするのだ。私など、童貞の頃からその危険を察知しており、未だかつて付き合った女性も含めて女性をファーストネームで呼んだことがない。二人称代名詞しか使わない(「あなた」とか「キミ」ね)。
「絶対に君を幸せにする」とか「永遠に君を愛す」もそれと同じだ。いや、それ以上に危険なフレーズだ。やりたいからと言って簡単に口にしてはダメなのだ。
そして女たちよ!。前にも書いたが、「絶対に君を幸せにする」とか「永遠に君を愛す」などとなかなか男は言わないが、特に日本の男は言わないが、「愛している」すら言わないが、、、男に「絶対に君を幸せにする」とか「永遠に君を愛す」などと言われたからといって、舞い上がってはいけない。言う男は毎回毎回言っているのだ。録音テープを回しているようなものなのだ。
さてところで私は逆に、時々、1年に2~3回、理由もなく「ごめんね」と妻に謝る。いや、実際に何も謝ることはないのだが、謝る。きっとそのうち謝ることが出てくるから、先に謝っておくのである。「何で謝るの?」と聞かれたら正直に「そのうちきっと謝ることをするから先に謝っておく」と言って。そして「って言うか、あなたはもっといい男と付き合うべきつーか結婚するべきつーか私には本当にもったいないつーか、、、だからいい男がいたらいつでも別れるから言って!。その方があなたは絶対に幸せになれると思う。私なんかといても永遠に幸せにはなれないと思うんだよね」、、、、、と妻を不安にさせる。これは一種の吊り橋効果になるのではないか?と密かに期待しつつ。
「絶対に君を幸せにする」とか「永遠に君を愛す」などと気軽に言うから、「あの時『絶対に君を幸せにする』『永遠に君を愛す』って言ったじゃん」などと突っ込まれるのである。ホワイトデーにお返しをしないぐらいで首を絞められるのだ。トイレが臭いと包丁で切り付けられてしまうのだ。
、、、、、雉も鳴かずば撃たれまい。口は災いの元である。